丈夫で綺麗!初心者向にオススメな観賞魚10選

アクアリウムショップに行くと沢山の綺麗な魚がいますが、種類によっては水質に好みがあったり、成長すると大きくなりすぎてしまったり、他の魚を威嚇する攻撃的な魚だったりと実は飼いにくい魚も普通に売られています

初心者であれば出来るだけ丈夫かつ、そこまで手間がかからない魚から選んだ方が無難ではあるので、今回は飼育経験が無くても飼い易い熱帯魚・観賞魚をピックアップしたいと思います。

目次

飼いやすく丈夫な魚の条件とは?

主に以下のことを基準に選びました。

  • 水質にうるさくない
  • 成魚になっても大きくならない(最大でも5cm以下)
  • 性格が温和で混泳しやすい
  • 無闇に繁殖しない(増えすぎない)
  • 低水温に強い
  • エアレーションが基本的には不要

今回取り上げた魚たちは基本的にはエアレーションしなくても飼育可能です。

エアレーションとは俗に言う「ぶくぶく」のことで、酸素を水槽内に送り込むことを言いますが、基本的には不要と考えても良いです。

またメダカやアカヒレなど一部の魚についてはヒーターで加温しなくても飼育が出来ます。

熱帯魚として売られている魚は、低水温に強い種でも、ヒーターで加温することをオススメします。いくら丈夫と言えど本来の適温から余りに離れてしまう場合は健康的に飼育することが出来ません。例えばベタはたまにヒーター無しでも大丈夫と言われることがありますが、ベタは常夏の国タイ原産の熱帯魚なので、冬は必ずヒーターで加温して下さい。

アカヒレ


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その名前の通り赤いヒレが美しい小型魚です。

中国原産のコイの仲間で低水温にも耐えコップなど小さい容器でも生きれることから、日本ではコッピーという愛称で売られていることもあります。

熱帯魚の飼育と言うと温度管理など少し敷居が高いイメージがあるかもしれませんが、このアカヒレに関しては細かい管理をそれほど必要としない非常に強い魚です。

アカヒレは正確には熱帯魚ではなく温帯魚です。

屋内であればヒーター無しでも越冬可能で、ボトルアクアリウムのような小型容器に無ろ過・無加温度という過酷な環境でも飼育可能な数少ない観賞魚です。

ただ単に強いだけでなく体色もゴールドに輝く種類があったりヒレが長いタイプもあったりと鑑賞面でも十分楽しませてくれる魚なので、まずはお魚を手軽に飼ってみたいという人にはうってつけの魚と言えるのではないでしょうか。

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メダカ

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メダカは何と言っても日本産の魚なので日本の四季に対応可能かつ丈夫な魚です。

屋内だけでなくベランダでビオトープのような飼い方も出来ることから屋外でメダカを楽しんでいる愛好家も数多くいます。

またメダカというとクロっぽい地味なイメージがあるかもしれませんが、現在は品種改良が進み上記画像の「楊貴妃メダカ」のような美しい体色の鑑賞性が高い品種も豊富に流通しています。

性格も温和で繁殖も容易なことから飼ってみると実は凄く魅力がある魚なので初心者でも選択肢の一つになる魚なのではないでしょうか。

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ベタ

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美しい長いヒレがとても特徴的なタイ原産の熱帯魚です。

他の熱帯魚には無い、ラビレンスという器官で空気中の酸素を取り込むことが可能なことから、酸欠にとても強い魚です。そのためベタはボトルアクアリウムのような小さい容器で飼育される機会も多いです。

注意点として闘魚と呼ばれる程オス同士の縄張り争いの主張が激しい為、基本的には単独飼育が適している魚です。

またショップでは非常に狭い容器で売られていることが多いですが、実際の飼育では余裕を持った容器で飼わないと長生きさせることは難しいと思います。

良く勘違いされますがベタは丈夫な魚ではありますが、低水温にはそこまで強くありません。なので水温20度を下回らないように冬はヒーターを使用する必要があります。

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ブラックネオンテトラ

(熱帯魚・カラシン) ブラックネオンテトラ 1.5cm± (10匹)

テトラ系では最も丈夫では?と評されている熱帯魚です。

ネオンテトラやカージナルテトラのような派手さはないですが、全体的に丈夫なテトラ系の中でも特に丈夫な種なので入門向きな熱帯魚です。

テトラ系の中では若干地味かもしれませんが独特の渋さがある色合いで上級者からも人気がある魚です。

低水温にも強いですが、熱帯魚なので、やはり冬ではヒーターで加温をした方が良いでしょう。

カージナルテトラ

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名前の後ろに~テトラとついている魚は大抵、丈夫・綺麗・安価な熱帯魚でオススメしたい種類が沢山います。

中でもカージナルテトラは最も定番な種なので今回紹介したいと思います。

カージナルテトラはアマゾンの宝石と呼ばれる位、体色が派手かつ綺麗でしかも丈夫という熱帯魚を代表する魚です。特に水草水槽との相性は抜群でどんなレイアウトの水槽にもマッチします。

これだけある意味高スペックな魚ですが、流通が安定している現在はとても安価に購入することが出来ます。熱帯魚を飼うなら派手でキラキラした魚を飼いたいという初心者の方に是非おすすめしたい美魚です。

ラスボラ・エスペイ

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小型熱帯魚の代表的な種としてテトラ系とコイ系がありますが、テトラの代表種がネオンテトラならラスボラ・エスペイは数あるコイ系熱帯魚の代表と言えるでしょう。

ラスボラ・エスペイは2~3cmの鮮やかなオレンジ色の丈夫な熱帯魚です。低pHを好むことと群泳しやすいことからソイルを使用した水草水槽での飼育にオススメな入門魚です。

チェリーバルブ

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チェリーバルブはコイ科の魚で体色が綺麗な赤色に染まる丈夫な魚です。性格も温和で混泳も問題無く比較的、低水温にも強い初心者向きな熱帯魚でしょう。

特に飼い込んだオスの体色が真っ赤に染まり他の熱帯魚には無い鮮烈な色をしています。

飼うほどに色が濃くなっていく変化が楽しめる魚ですが、メスの体色はベージュっぽい地味な感じなので繁殖をさせたい場合以外はオスを指定して購入した方がいいと思います。

アフリカン・ランプアイ

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アフリカン・ランプアイはアフリカ地方の原産のメダカです。

名前の通り目が青く光る2cm前後の小型熱帯魚で目を光らせて群れて泳ぐ姿はショップでも目を引くようで人気な魚です。

基本的には丈夫な魚で飼いやすいですが、水質の変化に若干敏感な面があるので導入の際は水あわせを丁寧に行うようにします。

またショップでは光る目をより良く見せようと少し暗めで青系が入ったライトを使用していることが多いです。家で飼う際もそのような環境にしてあげると特に鑑賞面で映える魚だと思います。

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コリドラス・パレアタス

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コリドラスはナマズ系の魚で水槽の底を愛らしく泳ぐ姿からとても人気がある熱帯魚です。色や模様、ヒレの長さが異なる沢山の種類がいます。

中でも今回ピックアップしたコリドラス・パレアタスは、青コリの愛称で古くから親しまれているコリドラスの代表種です。

また、コリドラス・パレアタス特に低水温に強いと言われ、コリドラスの中でも最も丈夫と言われています。

具体的には20度を少し下回る程度であればヒーター無しでも大丈夫です。それ以下の水温でも飼育されている情報はありますがオススメはしません。

但し低層を泳ぐ際に水草を掘り起こしたり低床を口に含んだりするので、ソイルを使用した水草水槽とは若干相性が悪いので、田砂など細かい砂利系の低床で飼育する方が望ましいです。

オトシンネグロ

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オトシンネグロは南米原産の小型ナマズの魚です。水槽内の苔を掃除している魚の代表種で特に茶ゴケを主食とし、かなり強力に苔を撃退してくれます。

また他の生体には無い水槽の壁面についた苔も張りついて食べてくれる習性がある為、掃除の手間を大幅に減らしてくれます。

非常に良く似た魚にオトシンクルスがいますがオトシンネグロの方が丈夫で飢餓に強いでため基本的には特別餌を与えなくても大丈夫な場合が多いです。

余りにもコケが無い水槽だと飢えで死んでしまう為、60cm以下の水槽では1~2匹程度が適正です。

まとめ 丈夫な魚とは言えしっかりと飼育しましょう

今回紹介しました魚達は基本的には凄く丈夫で初心者向けな種ではあります。

ただし、健康的に飼育するには環境を良くしてあげるのは勿論のこと、魚の状態を観察しながら飼育することが必要になってきます。

なので低水温に強いと言われている魚でも様子を見ながらヒーターの導入を検討したりと、臨機応変に対応することをオススメします。

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