メダカ飼育の基本知識まとめ!メダカの特徴や繁殖方法など

メダカは日本原種の淡水魚で全国各地の水田などにも生息しています。金魚同様、日本人に凄く親しみがある観賞魚ですがメダカは初心者から上級者まで幅広い層にオススメしたい魅力のある魚です。

今回はそんなメダカの飼育の基本や魅力について紹介したいと思います。

目次

メダカの特徴

メダカは一言で言うと丈夫で非常に飼いやすい魚ですが具体的にどのような特徴があるか挙げていきます。

幅広い水温に対応

多くの熱帯魚は22~26度程度の範囲で飼育する必要がありますがメダカは5度~30度位と幅広い水温で飼育することが可能です。

その為、ヒーターが無いボトルアクアリウムのような小型容器での飼育も可能です。但し水温の急激な変化が無いに越したことはないので理想は20度程度で水温をキープした方がより長期飼育が望めます。

屋外でも飼育可能

メダカは日本原種の魚なのでもちろん日本の冬にも適応出来ます。

なので氷が張らない限りは屋外飼育も可能で、スイレン鉢でメダカを飼育するビオトープスタイルはメダカ愛好者の中では定番となっています。

繁殖が容易

メダカの魅力の一つで、オスメス数匹づつ同じ水槽内にいれば、こちらが何もせずとも勝手に卵を産み繁殖をします。

卵を全て孵化させたい場合は別水槽に隔離した方がいいですが、そのままでも水草が水槽内に植わっていればある程度の数は孵化させることが出来ます。

性格が温和

メダカは非常に穏やかな性格で水槽内の他魚との争いを起こしません。

従ってメダカと同程度のサイズの生体であれば混泳させても問題ありません。

豊富なカラーバリエーション

メダカは現在多くの種類が流通していて青、白、緋色に始まり最近では鯉のような模様があるタイプも販売されています。

その為、自分の好みにあった鮮やかな色のメダカを選ぶことが出来ます。

メダカの代表種

メダカは金魚と同様、改良が盛んにされている種で現在は豊富なバリエーションのメダカが流通しています。今回はその中でも代表的な種をピックアップしました。

黒メダカ

原種に近いメダカで野生に生息するメダカは基本的にこの黒メダカになります。黒と言うよりはグレーや茶色っぽい体色でメダカの中でも非常に丈夫なのが特です。

ヒメダカ

メダカと言われればこのヒメダカを指す場合が多く最もポピュラーなメダカと言えるでしょう。体色はうっすらとした緋色で和やかな雰囲気を持ったメダカです。

楊貴妃メダカ

ヒメダカの緋色を更に濃くした改良した種でその体色はオレンジ色と言ってもいいでしょう。メダカの中でも特に人気がある主で緋色が濃いほどグレードが高い傾向があります。

白メダカ

全身真っ白のかわいらしいメダカです。特に上から鑑賞すると白さが際立ちます。

青メダカ

白メダカに似てますが光の当たり方でうっすらと青っぽく光るメダカです。

メダカの飼育方法

水槽・容器

メダカは最大でも4cm程度の小型魚のため小さな容器でも飼育が可能です。

目安としてはメダカ一匹に対して1リットル程度を目安に考え水槽サイズを選択して下さい。また水槽サイズが大きいことにこしたことは無いので特に繁殖もさせたい場合は最初から大きめの水槽を用意するのもいいかもしれません。

また屋外で飼育する場合はメダカと雰囲気が非常にマッチするスイレン鉢タイプがオススメです。

メダカの屋外飼育については以下の記事で詳しく書いています。

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水温について・ヒーターは必要か?

先述した通りメダカは5~30度位と幅広い水温に適応出来ますが低水温だと動きが鈍化しほとんど動かなくなるのでメダカの活発な姿を見たい方は20℃程度を保った方がいいです。

また水温の変化が少ない方が病気にかかるリスクも少なくなりますので、より良い環境を作りたい人はヒーターの導入を検討してみて下さい。

水質・低床


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メダカの最適な水質(pH)は中性から弱アルカリ性と言われています。ただしpHが弱酸性でも適応する能力があるのでそこまで水質は気にしなくて基本的には大丈夫です。

また水槽の底には砂をなるべく砂を敷いた方がいいですが水質を考慮すると底に敷く砂はソイルよりも砂利タイプの方がオススメです。

砂利は好みで選んでいいですが、メダカ用として売られている砂利も何種類かあるので、その中から選んでみていもいいかもしれません。

水草


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水草を水槽に入れておくと水質浄化になりますし、メダカの卵の産み場所にもなるので、なるべく入れた方がいいです。

ほとんどの水草は低水温だと枯れてしまうのでヒーターを設置しない場合は、どんな環境でも耐えうる最強の水草【マツモ】をいれるのが定番になっていますので迷ったらマツモを入れておくといいと思います。

また浮き草も丈夫で卵の産み場所に最適なので浮き草(ホテイアオイなど)を入れておくのもオススメです。

フィルター


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メダカはフィルター無しでも飼育出来る丈夫な魚ですが、あるに越したことはありません。

メダカは泳ぎがあまり上手では無いので強い水流を好まない性質があります。

なのでメダカには流量の調節が容易でろ過能力もそこそこな外掛けフィルターがオススメです。


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メダカは雑食性なので基本なんでも食べます。

屋外飼育だと昆虫やボウフラなどが混入する場合もありますがメダカの格好の餌となります。

なのでメダカ専用の餌でなくても、熱帯魚の一般的な人工飼料であれば大体、食べてくれます。もちろんメダカ用の餌を使ってもいいと思いますが。

メダカの繁殖方法

メダカは非常に繁殖しやすい魚で放って置いてもいつの間にか稚魚が生まれている、なんてことも、良くありますが確実に繁殖を成功させたい人の為のポイントを紹介します。

オスとメスの違い

まずはオスとメス両方いるか確認するためにオスとメスの違いを把握しておきましょう。

オスは尻ビレが大きく平行四辺形のような形をしていて、背びれには切れ込みが入っています。メスは尻ビレも背びれもオスに比べて小さくお腹が丸みのある体型をしています。

またオスメスの比率はメスが多いほうが理想的です。

繁殖しやすい水温

メダカは幅広い水温に適応出来る魚ですが、繁殖が活発に行われる水温は20~25度くらいが適切です。

屋外飼育であれば4月から9月くらいがそのくらいの水温になるので繁殖がしやすいです。またヒーターを設置していれば年中、繁殖が行われることになります。

卵の産みつけ場所用に水草を入れる

メダカは水草に卵を産みつけるのでマツモやホテイアオイのような浮き草などメダカが産みやすい水草を適度に水槽に入れておきます。

卵は水草ごと別水槽へ隔離する

メダカが産んだ卵は一種間から10日程度で孵化しますが、そのままにしておくと親魚に食べられてしまう可能性があるので水草ごと別の容器に避難させそのまま孵化させます。

この場合、水は元の水槽の水を使用しフィルターは卵が吸われてしまうので設置しなくて大丈夫です。出来れば弱めのエアレーションを行えるとより良いです。

親の半分程度のサイズに成長したら戻す

隔離水槽で孵化したら三日後程度から稚魚用の餌を与え稚魚を育てていき、ある程度のサイズになったら親の水槽に戻します。

この頃には親と一緒のサイズの餌を食べれるようになっています。

一番オススメのメダカ

最後に筆者の個人的主観に基づいたオススメなメダカを紹介します。メダカは種類が多く何を選んだらいいかわからない人は楊貴妃メダカを選んでみてはどうでしょうか。

楊貴妃メダカはヒメダカの緋色を濃くした改良品種で生長するごとに色が濃くなっていき状態が良いと赤とオレンジが混じったような非常に美しい緋色を見せてくれます。


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メダカは上から鑑賞するスタイルでも楽しめますが楊貴妃メダカは上から見てもはっきりと姿が映り存在感は抜群です。

また定番の人気種なので、ほとんどのアクアショップで取り扱いがあると思うので是非一度、楊貴妃メダカを見てみて下さい。

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