アフリカンランプアイは目が青白く光るとても綺麗なメダカの仲間です。
アクアリウムショップに取り扱いが多く初心者にもオススメされることが多い熱帯魚ですが、具体的な飼育方法や繁殖・群泳・餌・混泳などについて紹介したいと思います。
アフリカンランプアイの基本飼育データ
体長
最大で3.5cm程でショップで見かけるのは2~3cm程度が平均かと思いますので小型の熱帯魚ですね。
寿命
他の熱帯魚よりは短めで大体1~2年程度が平均となります。
それだけ成魚になるスピードも早く稚魚から半年後には成魚のサイズになっています。
水温
アフリカンと名前が付く通りアフリカ原産の熱帯魚なので他の熱帯魚同様22~27℃程度で飼育します。
水質
基本的に水質は中性付近であれば問題ありません。
強いて言うと弱アルカリ性よりは弱酸性を好むのでソイルで飼育しても良いですね。
丈夫と言われる本種ですが水質の変化には敏感な面を持つので水合わせや水換えはしっかりと行いたいです。
更に、こなれた水より新しい水を好むと言われるので最低でも週に一回1/3程度の水換えを行うと状態良く飼育することが出来るでしょう。
餌
アフリカンランプアイは餌の食い付きが良く、何でも食べてくれる傾向がありますが、強いて言えば水槽上層部を泳ぐことから浮上性が高いフレークタイプが向いています。
更に口が小さいので大きめな餌は食べられないことがありますが、上記の「キョーリン/メダカプロス」はそこら辺を配慮されている細かなフレーク形状をしているので迷うならメダカプロスをオススメします。
飛び出しに注意
アフリカンランプアイは水槽外に飛び出してしまうことが頻繁にあります。
ですので飼育する際はフタをした状態で飼育することをオススメします。
フタをするのが無理なのであれば、せめて水位をある程度下げた状態で飼育しないと飛び出しだけで、どんどん数が減ってしまうかもしれません。
群泳について
アフリカンランプアイは上層部をまとまって泳ぐことから群泳する姿を楽しめる熱帯魚です。
但し他の熱帯魚もそうですが、ある程度まとまった数を導入しないとバラバラに泳ぐ習性があります。
ですので群泳させるなら最低でも20匹以上は同じ水槽に入れないと群れて泳ぐ姿を見るのは難しいかもしれません。
混泳について
アフリカンランプアイは性格も温和なことから、他の魚やエビを襲うことはありません。
前項でも触れたように、基本は上層付近を泳ぐので中層や下層を泳ぐ魚達と混泳させると、上手く棲み分けが出来て良いと思います。

ランプアイは小型熱帯魚のため体格差がある熱帯魚に食べられてしまうこともあるので、そこだけ注意して下さい。
繁殖について
アフリカンランプアイはメダカと同様、水槽内で容易に繁殖します。
もし確実に殖やしたいのであれば卵を食べられないよう隔離する必要がありますが水草が茂っている水槽であれば、そこまでしなくても、いつの間にか稚魚が生まれていることがあります。
オススメな水草は定番ですが卵が産めつけられ易いウィローモスが良いでしょう。
ランプアイを綺麗に見せるポイント
照明はやや暗めがオススメ
ランプアイは悪くいうと体色は地味なので光る目が目立たないと余り綺麗に見えないことがあります。
ショップでも見てわかると思いますが、やや暗めの照明で色温度が高め(青っぽい)のライトを選択するとランプアイの目が際立ちます。
水草は陰性水草がオススメ
水草も、どちらかと言えば明るい陽性水草よりも落ち着いた色が中心の陰性水草の方がランプアイにはマッチしていると思います。
また出来れば水槽に黒のバックスクリーンを貼っておくと一層ランプアイの目の光りが映えると思います。
要は少し暗めで落ち着いた雰囲気の水槽にするとランプアイの魅力が引き出せます。
まとめ
アフリカンランプアイは、とてもポピュラーな熱帯魚で基本的には初心者にもオススメされている種となります。
しかし明るいライトを使用してしまうとランプアイの目が光って見えずただの地味目なメダカになってしまいますので、繰り返すようですが少し暗めな雰囲気で飼育してあげるとランプアイの魅力が引き出せます。
逆に言えば高価な飼育設備は必要無く、その魅力を楽しめる魚だと思いますので、そういった意味でも初心者にオススメできるのではと改めて感じました。