熱帯魚の餌の種類・やり方や注意点

今回は観賞魚の餌についての基本的な知識をまとめました。

餌やりは基本毎日行うものですが、魚たちの健康に直接関わる大事なものですので適切な量ややり方について確認しておきましょう。

 

目次

餌の種類

観賞魚用の餌には大きく分けて以下の種類があります。

  • 人口餌
  • 冷凍餌
  • 活き餌

人工餌

最も広く使われるポピュラーな乾燥餌で栄養バランスや嗜好性に優れた万能餌です。

一般的な小~中型魚であればこの人口餌でほとんど対応することが出来ます。また人口餌の中にも形が異なる以下の種類があります。

  • フレークタイプ:薄いフレーク状の餌で水面に浮く性質を持っています。
  • 顆粒タイプ:粒になっているタイプの餌で水中に徐々に沈むので水槽全体に行き渡りやすい餌です。
  • タブレットタイプ:水槽に入れたら一番下まで沈む餌です。コリドラスなど低層にいる魚に向いています。
  • パウダータイプ:細かく砕かれた粉末状の餌です。普通の餌を飲み込めない稚魚用に使用します。

また人工餌のオススメは以下の記事で紹介しています。

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冷凍餌

アカムシやイトミミズなど常温のままでは保管出来ないものを冷凍した餌です。生(なま)餌とも呼びます。

基本的には人口餌を好まない魚を飼育する場合に使います。人工餌より水を汚しやく栄養面も偏りがあることがデメリットです。

活き餌

主にアロワナなど大型魚に与える餌で、金魚やメダカ、コオロギなどを生きている状態で餌として水槽に放ちます。

 

餌の選び方

基本的にはほとんどの魚が人工餌のフレークタイプか顆粒タイプのもので対応出来ます。各商品には以下のような効果をアピールしているものがあります。

  • 嗜好性が高く餌の食いつきが良い
  • 水を汚しにくい
  • 魚の体色を鮮やかにする(色揚げ効果)

とりあえずフレークか顆粒のどちらか一つ買っておけば幅広い魚に対応出来るのですが、もしそれで餌を食べれてない魚がいたら追加で別の餌を購入すればいいと思います。

また魚の種類に適した餌(メダカ用、金魚用、ディスカス用など)も販売されているので、一種類の魚だけを飼っている場合はその魚用の餌を選ぶとよりいいです。

 

餌の回数やタイミング

餌やりの回数は一日、1~2回が基本です。水槽のライトが点いてる時間の中でなるべく決まったタイミングであげましょう。

一回では餌を食べれない魚が出てきてしまうような水槽では時間を空けて二回やるといいでしょう。

 

餌やりの基本

感覚を掴むまでは一辺に大量に給餌するのではなく、最初はなるべく少なめを意識し餌を水槽内に入れてすぐ魚が餌を残らず食べてくれる位を目安にして下さい。

餌を食べれてない魚がいればこの動作を繰り返し水槽内にいる魚達が満遍なく餌を食べれたことを確認し餌やりを完了します。

時間にすると1~2分程度で終わらすようにしましょう。餌をあげると魚のお腹がふくれるのが見て取れるので少しふくれる程度を目安にし餌量の調整をします。

 

餌やり時の注意点

餌は少な目が基本

魚は満腹中枢が無いと言われているので餌をあげればあげる程食べてしまいます。

餌を食べている仕草はとてもかわいいものですが餌の残りや魚の糞は水質悪化の最大の原因となります。

魚の健康を守る為にも最初は少な目からスタートし徐々に適正な量を覚えれば失敗が無いと思います。

餌を食べれていない魚がいないか確認

魚は種類によって餌を取るのが上手な種とそうでない種がいます。

餌を水槽にやると魚達の取り合いになるのでスピードが無い魚や体格が劣る魚は餌を食べれない場合もあります。

そんな時は餌をやる場所やタイミングを少し変えてみたりして工夫してみて下さい。

餌やり中に魚の健康状態をチェック

給餌中は魚の健康を確認する大事な時間になります。魚が餌を食べにこない状態は体調が悪く何か病気にかかっている可能性があります。

そのような魚がいたら体表を良く観察して異常が無いかどうか確認して下さい。

 

家を空ける時の餌やり

熱帯魚は数日程度であれば餓死しません。種類によっては一週間空けても平気な種はいます。ですので数日程度であれば何もしなくても大丈夫です。

もしそれでも心配であれば自動餌やり機(オートフィーダー)や留守番フード(少しづつ解けていく餌)を利用するようにします。

まとめ

餌やりは魚の健康管理に大きく影響する大事な世話の一つです。餌やり中は魚にとっても人にとっても楽しい時間なので魚が餌を食べる時は良く観察してみるのが何より大事なことだと思います。

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