アクアリウムで飼育出来る主な熱帯魚の種類

今回はアクアショップで購入できる主な淡水の熱帯魚にどんな種類の魚がいるのか大別し、その簡単な紹介をしたいと思います。

お店で売られている観賞魚はいくつかのグループに分かれているので何となくそのグループの特徴を把握しておくと購入の際の参考になるかもしれません。

なお今回の記事では古代魚や大型魚、エビや貝などの生体は入れていません。

カラシンの仲間（テトラ）

ネオンテトラを始めとした、小型熱帯魚を代表する観賞魚です。ネオンテトラのように語尾に～テトラとつく種類は基本的にカラシン科という同じ小型魚類になります。

カラシンは主に南米やアマゾンの川（淡水）に生息し現地で採取されたものやブリードされたものが販売されています。

例外はありますが基本的に丈夫で綺麗で性格も温和な飼い易い種類が多いので初心者にはうってつけの熱帯魚です。特に体色が宝石の様に光る綺麗な種類が多く水草との相性が高いため水草レイアウト水槽に群泳させると非常に優雅な水景になります。

また初心者だけでなく上級者にとってもコレクション性の高い珍しい種類も時折入荷されるので、幅広いアクアリストに愛されている熱帯魚だと言えます。

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コイの仲間

コイという言うと日本の錦鯉をイメージしますが一言でコイ科といっても非常に多くの種類があり（淡水魚で最大グループ）水槽で飼えるコイ科の小型観賞魚も沢山います。

特に一般的なのが東南アジアに生息するラスボラ類と呼ばれる小型魚のグループでカラシンと同様、体色が綺麗な為とても人気がある熱帯魚です。

全体的にカラシンと比べると若干、水質や性格にうるさい種類もいますが基本的には飼い易い観賞魚です。

シクリッドの仲間

エンゼルフィッシュやディスカス、アピストに代表される色鮮やかな小～中型魚の観賞魚です。

基本的には獰猛な種類が多く混泳には注意が必要ですが、体の形や色彩が個性的な魚が多いので一度は飼ってみたいと思わせる魅力を持った種類です。

また繁殖行動に特徴があり産んだ卵や稚魚を親の口の中で守るような種類もいます。

メダカの仲間

グッピーやプラティに代表されるメダカ系の魚は小型で丈夫かつカラフルな色彩を持つ種類が多いので人気があるグループです。

中でも卵胎生メダカは稚魚をそのまま産むことから繁殖がとても容易な種類の魚として知られ増えすぎて困るという話もよく聞く話です。

ナマズの仲間

ナマズ系の魚は世界中に分布し中には1ｍを超える大型魚もいますが水槽で飼うのはコリドラスのような低層を泳ぐ数cmの小型魚がメインです。外見が非常に個性的な魚が多く泳いでいる仕草も可愛い為、一定のファンがいます。

またオトシンのような水槽の汚れを掃除してくれる種類の魚もいる為、アクアリストに重宝されているグループとも言えます。

グラミー・ベタの仲間（アナバス）

グラミーやベタはどちらもポピュラーな熱帯魚ですがアナバスと呼ばれる同じグループに属しています。このグループの特徴は空気中の酸素を取り入れることが出来るので水中の酸素が少ない止水域でも生息することができます。逆

に強い水流は好まないので飼育する場合はフィルターの流量に注意しましょう。また外見が可愛い種類が多いので女性に人気がある熱帯魚でもあります。

レインボーフィッシュの仲間

レインボーフィッシュの仲間はオセアニア地域に生息し比較的大きくなる為(5～10cm程度)60cm以上の水槽で飼育するころが望ましいです。

淡水と海水が入り混じった地域の周辺に生息する種類もいる為か海水魚のような派手な色彩を持った魚もいます。また幼魚から成魚の過程でひれが長くなり体色も美しくなる種類が多い為、飼い込む楽しみがあるグループです。