少し前ですがアクアリウムメーカーJUNからプレミアムシード「水草の種」なる商品が発売されました。
JUNさんのブログでは以下のようにこの水草の種を紹介されています。
こちらによれば種を撒いて水上で栽培し、簡単に緑の絨毯が完成するということで、これは画期的な商品だなぁとかなり気になりました。
実際に水草の種を育てている方のブログ等を見ると、水上の状態では商品の触れ込み通り短期間で緑の絨毯になっていることが確認出来ました。
でも水を入れて水中葉に入れると、どんな草姿になるのかネットを調べてもイマイチ掴めませんでした。
そこで直接、販売メーカーのJUNさんに問い合わせてみることにしました。
水草の種は結局何の水草なのか?
現在、JUNさんのホームページでは四つの水草の種が販売されています。
- ニューロングカーペット
- ニューショートヘア
- ニューロングヘア
- カーペットプランツ
何れも通常の水草ではない名前ですよね。
ちなみに一番下のカーペットプランツは以前カーペットパールグラス、キューバパールグラスの名前で販売されていました。
で、本題ですがこれらの水草は正式には何て名前の水草なのか聞いたところ
はっきりとしたことはわからないが新種に近い水草とのこと
またニューショートヘアやニューロングヘアは現在、水草として流通している通常のヘアーグラスとは異なった生長の仕方をすることや
カーペットプランツはハイグロ系の水草ではないかとおっしゃっていました。
View this post on Instagram注水から2週間、絨毯のはずがジャングルになりそうです・・・ #観葉植物 #水草 #水槽 #アクア #green #aquarium #waterplant #プレミアムシード
こちらはカーペットプランツを水中化させて二週間の様子ですが確かにハイグロ系の水草に見えます。
画像を見る限りタイガーハイグロに一番近い気がします。
つまり水上葉で冒頭の画像のような緑の絨毯は簡単に出来るものの、水中葉化させると全く異なった草姿になってしまうようです。
この動画では水中化カーペットプランツを見ることが出来ますが、やはり水上とはかなり異なった姿になっていることがわかります。
まとめ 水草の種では水中の繊細な緑の絨毯は作れない
結局ネットや問い合わせした情報をまとめると、例えばキューバパールグラスやニューラージパールグラスのような繊細な緑の絨毯は水中では作れなさそうです。
水上ではある程度細かい葉になる絨毯が作れるので水上の状態で楽しむか、水中では前景草としてでは無く中景草くらいの大きさの水草として扱うのが良さそうです。
あとAmazonでも水草の種と検索すると結構、色々な種類があるのですが、こちらも水中では繊細な姿にはなってなさそうです。
正直この水草の種が水中でも前景草として生長出来るのであれば革新的な商品だったと思いますが、現状そうはなっていないみたいですね残念ですが。
ただ、これからも新しい水草の種のような商品が出て水中でも使えそうであれば当ブログでも紹介したいと思います。