ボトルアクアリウムで水草を育てる場合は、やはり水温や水質にうるさくない丈夫な種を選ぶことがポイントです。
今回はボトルアクアリウムのような十分な環境で無くても維持しやすい(枯れにくい)水草を10種厳選して紹介したいと思います。
マツモ
まずは定番中の定番のマツモです。マツモは日本でも自生する丈夫の水草の代表的な種です。
マツモは根を張る水草ではなく容器の中に、とりあえず入れておくだけで大丈夫なので砂に植える必要はありません。
低水温にも強くヒーター無しでも越冬が可能で低光量でも育つことからボトルアクアリウムでは良く使用される水草ですので、もし水草選びに迷っているならマツモはイチオシです。
アナカリス
金魚藻とも呼ばれマツモと同様、非常に丈夫な水草として知られています。
人によってはマツモよりアナカリスの方が頑丈と評価する人もいるくらいで特に低水温に滅法強いことから屋外飼育でも多用される水草です。
以上のことからボトルアクアリウム向きな水草の一種ですが、背がある程度高くなる水草なので高さが無い容器には合わないでしょう。
アンブリア
育成が簡単かつ繊細な姿が人気の定番水草です。
金魚藻としても知られますが特に本種は綺麗なので初心者だけでなくベテラン飼育者からも親しまれています。
特にメダカとの相性が良く雰囲気がマッチしますのでオススメです。
ウィローモス
ウィローモスは石や流木に活着するタイプの水草で初心者から上級者まで幅広い層に使用されるポピュラーな種です。
低光量、低水温でも枯れにくいことからボトルアクアリウムにも向いていると言えます。
またエビを飼育する時に入れておくと餌が無い場合でもウィローモスが食べられるので餓死の予防になります。
アヌビアスナナ
アヌビアスナナは陰性水草と呼ばれ光をそれ程必要としない種類の水草の代表種です。
観葉植物のような見た目の本種を1ポット入れておくだけでボトルアクアリウを、かなり形にしてくれる頼もしい水草です。
アヌビアスナナは砂に植えるタイプの水草では無いので石や流木などのレイアウト素材に括り付けて使用します。
マリモ
丸い見た目が非常にかわいいマリモは小さい容器でも飼育可能な水草で、とりあえず入れておくだけでも癒し効果があります。
マリモは低水温にも強く室内の光りだけでも枯れることは少ないでしょう。
但し高水温には弱い傾向があるので、夏場は直射日光が当らない場所に置くなどの水温が上がらない工夫が必要です。
アマゾンチドメグサ
初心者向け水草の定番種であるアマゾンチドメグサは好条件でなくても育成が出来る種としても有名です。
若干、葉が大きめな本種ですがトリミング(カット)していくと葉は小さく維持出来ます。
また縦横無尽に広がっていく水草なので出来れば大き目の容器を用意したいです。
ショートヘアーグラス
ショートヘアーグラスは前景草(前の方に植える水草)の定番種で芝生のような草姿は人気があります。
密生させるにはある程度の光量とCO2添加が必要ですが維持するだけであれば、そのような環境で無くても大丈夫です。
ヘアーグラスはノーマルタイプですと背が高くなりますが、ショートタイプであれば小型容器でも丁度良い高さになりますので、ワンポイントで使用するのもオススメです。
ピグミーチェーン・サジタリア
初心者用水草としてアクアリウムショップで見る機会も多い水草です。
本種は前項のショートヘアーグラスを太くしたような野性味溢れる草姿が魅力的です。
育成に関しては大事なのは光量で他の条件は整っていなくても、ある程度は増やすことが出来ます。低水温にも強いです。
ドワーフフロッグビット
最後に浮き草を紹介します。浮き草は名前の通り水面に浮かべて育成するタイプの水草で浮き草を浮かべているだけで自然感がアップします。
中でもドワーフフロッグビットは小さめな丸い葉をつけるので、かわいらしい姿が人気です。
但し入れすぎてしまうと光りを遮ってしまう場合もあるので適度な量に留めておきましょう。