水槽の飼育水のpHを下げる方法まとめ

アクアリウムをやっているとほとんどの場合、最適な水質は弱酸性の軟水と良く言われます。

これは多くの熱帯魚や水草が、そのような水質を好むためです。

また水質がアルカリに偏るとコケが発生しやすくなり、水中のアンモニアがpHが低い時より有害になることもあり、基本的にpHは弱酸性を保った方が良いとされています。

ということで今回は水槽のpHを下げる方法や、低く保つ方法を紹介したいと思います。

目次

低床にソイルを使う


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低床をソイルにすると、こちらが何もしなくてもソイルの力弱酸性の軟水にしてくれます。

どのくらいpHを下がるかは商品によって変わります。例えば上の画像のプラチナソイルはpHを下げる作用が大きいですが、別の商品の水草一番サンドは中性付近のpHになります。

また元々の水道水のpHや使用するソイルの量によってもpHは変わってきますので、pHの測定は随時行うことをオススメします。

そしてソイルのpH降下作用は大体3ヶ月程度で無くなります

ただし、その頃には別の作用が働いてpHが下がる傾向があります。

その作用とは、ろ過バクテリアがアンモニアや亜硝酸を分解する過程で発生する、水素イオンや硝酸塩によって、pHを酸性に傾けることです。

簡単に言うと立ち上げから時間が経つにつれ、水槽の水は徐々に酸性に傾いていく傾向があるということです。

水換えを頻繁に行うと水道水の水質=水槽内に近くなるので、上記の法則には当てはまらないこともあります。水道水の硬度が高ければ、水換えの度に硬度が高くなっていきます。

水質調整剤を使う


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水質調整剤は水道水がアルカリ性だった場合にpHを調整する液体です。

定番は上記画像のテトラPH/KHマイナス。

この調整剤の基本的な使い方は、水換えに使用する水道水を調節して、水槽内のpHと水道水の乖離を少なくします。

現状、最も簡単に硬度を下げる方法ですが、水槽と水道水のpHを確実に測定し、微調整しながら使用する必要があります。

また、水槽内に竜王石など、硬度を上げる石が大量に入ってる場合は、この調整剤によって、逆に石が持っているミネラル分が溶け込んでしまうので、使用できません。

パワーハウス ソフトタイプを使う


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パワーハウスはフィルターの高性能ろ材のことで昔から評価が高いろ材です。

パワーハウスの最大の特徴はpHをコントロールしてくれるという機能があり、上記のソフトタイプはpHを弱酸性に傾ける機能を持ちます。

他の、ろ材に比べると高価ですがpH調節機能だけではなく、生物ろ材としても非常に優秀なので多くの人によって愛用されている、ろ材です。

ちなみにpHを下げる力は0.2~0.3程で、効果の持続期間は1年~1年半程度で切れるようです。

リバースグレイン ソフトを使用する

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リバースグレインはフィルターの中に入れるタイプの水質調整剤です。

何回か使用経験がありますが、うたい文句通りの水質pH6.8、GH/KHを1前後に保ってくれます。

またコケの抑制効果もあり、ろ材としての役割も果たすことから、ランニングコストはかかりますが、かなりオススメできる商品です。

ピートモスのように水を茶色くしてしまうこともありません。

ピートモスを使用する


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ピートモスやパミスを使用してpHを下げる方法も定番です。

上記の「エーハイムトーフ ペレット」はその中でも一番使いやすい商品なのでオススメです。

使い方は付属のネットに入れてフィルターに入れるだけ。

効果は3~6週間持続しますがpH降下作用が結構強いので、規定量は使わず、まずは少量で試しpHを確認した方がいいです。

ピートモスは水を茶色っぽく変色させる作用もありますが、この商品は多少やはり色づいてしまうもののそこまで強く茶色になることは無かったです。

ということでピートモスなどの天然のものを入れてpHを落とす場合はこの「エーハイムトーフ ペレット」を使うのが無難だと思います。

流木がpHを下げる

これもピートモスと同じ原理なのですが、アク抜きしていない流木は腐食酸が染み出るので腐食酸の効果でpHが下がります。

と言っても流木だけでpHを調整するのは難しいと思いますのでpHを下げる一因くらいと捉えてもらえればいいと思います。

またピートモスと同様、水の色を茶色に染める作用もありますのでこれは好みが分かれると思います。

またアクを抜いた場合は、pHを下げる効果もほぼ無くなると考えて下さい。

pHが上がる原因を考える

最後にpHを上げる主な原因を紹介します。

砂利系の低床を使用している

特に新品の砂利系の低床はカルシウムやマグネシウムが含まれている場合が多く、基本的にはアルカリ寄りの水質になることが多いです。

時間の経過と共に中性へ近づいていきますが、ソイルを使用すれば最初から弱酸性の水質が実現出来るので、特に水草水槽をやりたい場合はソイルを選択することが無難です。

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レイアウト用の石を多用している

石は種類にもよりますが水槽内のpHと硬度を上昇させます。

竜王石など石の表面に白い結晶が走っている石は、特に硬度が上がりやすい傾向があります。

山谷石や溶岩石など、白い部分がほとんど無く全体的に黒っぽい石は、余り水質に影響を与えません。

特に石組みレイアウト水槽では大きい石を多数配置しますから、そのような水槽だとアルカリ寄りの水質になることが多いです。

その場合は硬度があった方が育ちやすい水草(キューバパールグラス等)を選択するのも手です。

カリウム肥料を添加している

特にカリウム液肥を毎日添加している方はpHに注意する必要があります。

カリウム液肥は強いアルカリ性を示しますので添加するとpHに影響が出ます。

やはり理想は添加前と添加後でpHを測定してみることです。

例えば、その前後でpHが0.5程度上がっているならば過剰に添加していることになるので、添加する量を調整する必要があります。

もしくはpHに影響が出ないADAのグリーンブライティ・ニュートラルKを使用する方法もあります。

水換えを頻繁にしている

水道水のpHが高い地域で、水換えを頻繁にしていると、当然、水槽内のpHは水道水に近づくことになります。

水道水の水質は地域や時期によっても大きく異なりますが、日本は中性から弱アルカリ性の地域が多いです。

そのため、水質を弱酸性に保ちたい場合は水換えの際に「テトラPH/KHマイナス」のような水質調整剤を使用するのもオススメです。

まとめ 

pHを低く保つ方法を紹介しました。改めてまとめますと

  • ソイルを使用する
  • 水質調整剤(pH降下剤)を使用する
  • ろ材やリバースグレインを使用する

これらを基本にしながら様子を見ると良いと思います。

また、根本的な環境の見直しとして

  • 石を水槽内に沢山入れている
  • 水道水のpHが高い
  • 水換えを沢山している
  • 低床に砂利系を使用している

これらをチェックしてみると、水槽内のpHを下げることが出来ると思います。

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