アクア用品

アクアリウム用ソイルの特徴や定番商品まとめ

水槽に底に敷く低床(ていしょう)の定番となったソイルですが、その分、商品数も多くどれを選らんで良いか迷ってしまう人も多いと思います。

この記事でソイル選びの参考になるようソイルの特徴やメリット・デメリットを確認し、その上で評価の高い定番ソイルを紹介します。

 

まずソイルとは何か

ソイルは天然土を焼き固めたものです。形状は、ばらつきがありますが粒状になっています。

基本的には日本の火山灰土と腐植で構成されている黒ボク土が原料となりますが、各メーカーで採取する土は異なり、焼く時の温度も違います。

これらの差が、ソイルの保持している養分の量や硬さの違いに繋がっていると考えられます。

ソイルは水草水槽で特に使用率が高いですが、ソイルを使う場合の効果や特徴を以下で解説していきます。

 

ソイルの特徴

ソイルには以下のような特徴があるので水草の育成にとても優れています。

  • 水草に必要な主な栄養素を保持している
  • 水質を多くの水草や熱帯魚に適した弱酸性に傾ける
  • 粒の形状が通水性を保ち、また多孔質でもある為ろ過バクテリアが定着しやすい
  • 流木の色素など濁りの原因となる物質を吸着する
  • 洗わずにそのまま使える

 

ソイルのデメリット

メリットが沢山のソイルですが以下のようなデメリットもあります。

  • 低床の掃除が難しい
  • 粒が潰れていくため一定期間(1~2年)で水槽自体をリセットする必要がある
  • 水中に養分が溶け込む為、苔が発生しやすい

 

ソイルの商品ごとの違い

沢山種類があるソイルですが商品ごとに以下のような違いがあります。

pH、GHなどの水質

基本的には6.5前後の弱酸性に傾ける商品が多いですが、中には中性付近のものや6.0以下の酸性になるソイルもあります。

パッケージにこの位のpHになるという記載のある商品もありますが、水道水との兼ね合いもあるので実際使用した場合のpHとは少しずれることも起こります。

保持している養分

ソイルは、どの商品も多少なりとも水草に必要な養分が含まれますが、その養分の量も商品によって異なります。

また栄養を豊富に含んでいるソイルを栄養系ソイルと呼ぶ場合が多いです。栄養系ソイルは水草の長期育成に向きますがその分、初期の濁りやコケが発生しやすい傾向があります。

吸着力

栄養系ソイルとは対照的に、セット初期の濁りを吸着する作用が大きいソイルを吸着系ソイルと呼びます。

吸着系ソイルは初期の濁りや水質の不安定さが、栄養系ソイルより少ない傾向があるので、水が透明になりコケが出にくい特徴があります。

今回は栄養系ソイルと吸着系ソイルとで大別していますが、実際は吸着力に違いはあれど、ソイルの構造上、栄養系と謳っているソイルでも吸着効果はあります。

粒の固さ

粒の固さも各メーカーによって異なります。ソイルは使用していくと段々と粒が崩れていきますが、この進行度も各商品によって異なります。

一般的には固いソイルの方が長期間形状を保ちやすく、その分通水性も確保出来るので長期維持に向いていると言えます。

特に崩れにくく固いソイルに拘っているのはアクアシステムのプロジェクトソイルが有名です。

粒の大きさ

ソイルは粒の大きさを選ぶことができ、一般的にノーマル→パウダー→スーパーパウダーの順で粒が小さくなります。

粒が大きい方が通水性が良く長期運用に適しています。粒が小さいパウダーのメリットは水草が植えやすく、また根が展開しやすいので下層をノーマル、上層をパウダーの二段にする方法が良く採用されます。

ちなみに粒の大きさは販売している会社ごとに違うので、同じノーマルでも粒の大きさは微妙に変わります。

ソイルは基本、黒っぽい色がほとんですが中にはブラウンなど明るい色も採用されています。

水草が生い茂れば見えなくなりますが、水草を余り植えない人はソイルの色によって水槽の雰囲気も変わるので好みの色を選択しましょう。

 

ソイルの定番人気商品まとめ

ソイルは沢山の種類が売られていますが、その中でも評価が高い人気ソイルを紹介します。

アマゾニア(ADA)の特徴・評価

http://www.adana.co.jp/jp/contents/products/na_substrate/detail02.html#series-box1

ADA社が生んだアマゾニアは元祖ソイルとも言える商品で、特に水草の育成に必要な栄養素を豊富に含んだ栄養系ソイルの代表的な存在です。

昔はロットによって品質にばらつきがあり、いつまでも濁りが収まらないという話もありましたが、現在は品質が安定しているので、そこまで警戒する必要は無いと思います。

流通しているソイルの全商品の中でも特に豊富な養分を含んだソイルなので、それだけ水草の長期育成には向いています。反面、セット初期は水換えを多めに行わないとコケ発生の確率も上がります。

とにかく水草レイアウト水槽では特に選ばれることが多い超定番ソイルです。

アマゾニアは通販は行っておらず、ADA特約店でしか購入できません。

水草一番サンド(GEX)の特徴・評価

大手アクアリウムメーカーGEX社が出している水草一番サンドは、商品名の通り水草に必要な養分を含むソイルです。

特に水草に必要なヨウリン酸、硫酸カリを保持していることを全面にアピールしている商品ですが、このヨウリン酸が含まれていることからかソイルの中では比較的pHが高めです(中性付近)

また水草一番ソイルはホームセンターなどでも入手しやすく使用者も多いことから定番ソイルの一つとなっています。

コントロソイル(マーフィード)の特徴・評価

コントロソイルの特徴を一言で表すとバランスが良いソイルです。pHやGHの水質調整力は高いかつ水草も、そこそこ育ちます。

値段も他のソイルよりも安いのでコスパも良く、筆者は近年コントロソイルを選ぶことが多いです。

しいて悪い部分を言うと粒が若干潰れやすいので、取り扱いに注意する必要があります。またノーマルの粒が大きめなのでパウダーの方が個人的には使いやすいです。

プラチナソイル(JUN)の特徴・評価

JUN社のプラチナソイルは水質浄化能力に優れた吸着系ソイルの代表的な商品です。

JUNは他にもマスターソイルという、こちらもまた吸着系ソイルの有名商品があり特徴も似ているのですが、プラチナソイルの方が新しい商品でマスターソイルを改良したという話も聞くので、今回はプラチナソイルの方を取り上げたいと思います。

プラチナソイルはセット初期から水を高い透明度に保ち、また他のソイルよりコケの発生が少ないことから、ソイル特有のセット初期の大量な水換えをそこまで必要としません。

したがって、水草に必要な養分は、それ程含まれていませんので水草水槽、特に有茎草を沢山育てたいという場合はプラチナソイルだけでは厳しいです。

またプラチナソイルにはブラックとブラウンがありますが、どちらも酸性に傾けるもののブラックの方がよりpHを低く保ちますので育成する魚によって使い分けるといいと思います。

アクアシステム プロジェクトソイルの特徴・評価

アクアシステム社のプロジェクトソイルの特徴は、粒が崩れにくく固く長持ちすることと、吸着能力が高いことです。

特に底面フィルターと一緒に使用すると、ろ過能力や吸着力を引き出すので、底面フィルターとの併用が推奨されています。(もちろん通常のフィルターでも使用できます)

半面、このソイルのみだと水草のための養分が不足するため、水草水槽にしたい場合は、別途、追肥を行う必要があります。

 

どれを選べばいいか?

代表的なソイルをピックアップしたところで、少しまとめたいと思います。

水草水槽するなら

水草をメインで育てたいならアマゾニア、水草一番サンド、コントロソイルの中から選ぶのがオススメです。

但しこれらのソイルはセット初期に多めの水換えをしないとコケが発生する可能性が高いので注意して下さい。

生体メインなら

魚やエビを中心に飼育したいのであればプラチナソイルかプロジェクトソイルをオススメします。

水草もアナビアスナナのような陰性水草であれば十分育成出来ます。

ソイルは組み合わせてもOK

どれか一つのソイルだけを使用しなければいけないという訳ではなく、複数のソイルを組み合わせて使用することも有効です。

例えば一番下をアマゾニア、その上に蓋をするようなイメージでプラチナソイルを使用すれば水草用にアマゾニアの養分を活用しつつ、プラチナソイルの吸着力で濁りを抑えることが可能になります。

このように栄養系ソイルと吸着系ソイルを組み合わせることによって、両方の良いとこ取りのようなことも出来ますから試してみて下さい。

【まとめ】ソイルを使用して水草と熱帯魚を健康的に育てよう

ソイルは使用するだけで、多くの水草や熱帯魚に最適な水質に傾けてくれます。

水換えなど少しメンテンナンスにコツはいりますが、基本的には初心者ほどソイルを使った方が失敗は少なると思います。

私も特別な理由が無い限り、ソイルを使用することが圧倒的に多いです。それだけ優れた低床だということですね。

 

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