水換えはアクアリウムを趣味にする人にとって一番、負担になる作業じゃないかと思います。水槽内の水を出すのは簡単ですが、新しい水を注ぐが大変なんですよね。
私も色々と試して少しでも楽に行えるような方法を探していました。
そこで今回は私が採用している灯油ポンプを使った水換え方法(注水方法)を紹介したいと思います。この方法で水換えの負担が、かなり減ったと感じているので、参考にしてみて下さい。
90cm以上の水槽はバスポンプ必須だと思うので60cm以下の水槽が主な対象になります。
定番の水入れ方法
一気に水を入れてしまうと低床が、えぐれてしまったりゴミが舞い上がったりするので水面に何かクッションとなるものを浮かべておくのが一般的な方法ですね。
具体的には
- ソイルの空き袋
- 平たい発泡スチロール
- スパーの精肉などに使用されているトレー
- スポンジ
- ウール
これらを緩和剤にして注水すると、ある程度は楽になります。
ただ結局バケツを持ち上げて狙った場所に注水するという行為が中々大変で、もっと楽に出来ないかと思っていました。
灯油ポンプを使って注水しよう
もう、かなり前ですが動画かブログで、このような方法を採られていた方がいましたので真似してみることにしました。
▲まず灯油ポンプは工進というメーカーの自動停止乾電池式ポンプ EP-305を使用します。
このポンプは単三乾電×2で使用でき、ホームセンターでも一番良く扱われているポンプだと思います。壊れやすいというレビューがありますが二年保証があるので壊れたら交換できます。
単一乾電池で使用するポンプも使用したことがあるのですが、重くなりすぎてバケツの中に入れておくとバケツごと倒れてしまいました。なので単三乾電×2で動作する工進のポンプを使用するのが無難だと思います。
吐出量は12リットル/分で水の勢いも強すぎず弱すぎず丁度いいです。
▲次に先端部分を解説します。
①ニッソーのスライドフィルターの交換パーツ(ストレーナー)を利用します。これを先端につけることによって水の勢いをかなり弱めることが出来ます。
②は内径18mmのホースです。ホームセンターには大抵、色んな種類のホースが売っているコーナーがありますから内径18mmのホースを10cm切り売りして貰います。ホースの種類はちょっと柔らかめの素材の方がいいです。
③は無くても大丈夫ですがあるとガラス面につけておくことが出来るので便利です。私はアズーの大き目のキスゴムを購入しました。
▲各パーツを繋げるとこんな感じです。灯油ポンプの先端の径がきつめですが押し込むようにホースを接続します。
また灯油ポンプは自動停止機能があるのですが水がかかると、止まってしまうので私はセンサー部分をビニールテープで巻いて作動させないようにしています。
▲実際に注水している様子です。このようにバケツに灯油ポンプを入れ、脚立など少し高さをつけたところにバケツを置きます。
まとめ
この方法だと水位が低い場合でも低床を舞い上げる心配をせずに気持ちよく注水が出来ます。
バスポンプだと電源を使用しなければいけないのでセッティングが若干面倒ですが、この灯油ポンプ式なら脚立さえあればさくっと準備出来ますので個人的にはオススメしたい水換え方法です。
ちなみに予算は灯油ポンプが1000~1200円、ストレーナーが350円、接続するホースは数十円、キスゴムは200円くらいでした。