水草は光合成をする際、酸素を放出しますが、その酸素(泡)が目に見える形で水草から出ていることを観察できます。
その美しさは水草の魅力の一つと言える程、壮観な眺めで、水草育成の醍醐味とも言えます。
今回は水草の中でも特に気泡を付きやすい種をまとめましたのでご覧下さい。
リシア
気泡を付けやすい水草の代表種で、気泡目当てで育成してる人も居る位です。
本来は浮き草ですが水草水槽では強制的に沈め前景草として使用します。
ラージパールグラス
ライトグリーンの丸い葉を展開する人気の有茎草です。
特に頭丁に大きめの気泡をつけるので観察がしやすく写真も撮りやすいです。
パールグラス
ラージパールグラスに近い種で星のような形の葉が繊細でとても綺麗な、こちらも人気の有茎草です。
調子がいいと茂みを作るように密生して増えていくため、その群生から気泡が大量に水面に上がっていく姿は壮大感すらあります。
パールグラスはCO2を添加すると気泡を盛んに付けますがCO2添加無しでも育成自体は可能です。
ニューラージパールグラス
紛らわしい名前ですが要はラージパールグラスの前景草バージョンです。前景草の中では気泡が付きやすい水草で更に育成も容易な種なのでオススメです。
ニューラージパールグラスの育成の仕方等は以下の記事で紹介しています。
グレートモス
初心者用水草のアナカリスに良く似た南米産の水草です。
単体だとイマイチですがまとめて植えて気泡をつけさせると結構綺麗だと思います。
育成もアナカリス同様、容易でCO2添加をしなくても(つける気泡は少なくなりますが)育成は可能です。
ロタラ類
有茎草の定番種であるロタラ系は全般的に気泡を付けやすいです。
特にロタラの代表種であるグリーンロタラやロトンディフォリア、ロタラ・マクランドラ・グリーンはCO2を添加すると大量に気泡を付けます。
タイガーロータス
タイガーロータスは睡蓮の仲間の水草です。
存在感がある円形の葉は水槽の中心に配置するセンタープラントとして用いられ裏側には細かい気泡がびっしりと付きます。
ボルビティス・ヒュディロティ
ボルビティス・ヒュディロティはシダ系水草の人気種で、切れ込みが入った深緑の葉は他の水草には無い魅力があります。
CO2を添加すると積極的に光合成を行うようになり、その特徴的な葉に大きな気泡をいくつもつけます。
バブルモス
通常のウィローモスと良く似ていますがウィローモスよりも若干細く、その名前の通り気泡を付けやすいモスです。
他のモス系と同じように、流木や石に活着して育成します。
まとめ 気泡を付けやすい環境とは?
今回気泡を付けやすい水草を紹介しましたが、気泡の量は主に光の強さとCO2濃度によって上下します。
CO2の強制添加と強い光を浴びせると光合成が活発になり、吐き出す酸素の量も増えるので環境を整えると比例して気泡の量も多くなるということになります。