水草を切ることをトリミングと呼びますが、アクアリウム専用品で、トリミングハサミというものが売っています。
勿論、家庭用のハサミでも水草は切ることが出来ますが専用品と何が違うのか、またオススメのハサミも紹介したいと思います。
アクア用ハサミの特徴や疑問
上が水草用ハサミ、下が事務用のハサミです。画像を見てもらえれば一目瞭然だと思いますが、違いや使用した際の利点等を述べていきます。
水草用ハサミの方が細い
水草用のハサミは全体的にシャープな作りとなっていて先端も尖っています。
このことにより狭い場所でもハサミがスムーズに入りやすく、特に水槽の底の方をカットする時や、ピンポイントで水草を根元からカットしやすいという利点があります。
全体が細く長い商品がある
アクア用ハサミは家庭用ハサミより長いです。大体の商品が全長20~30cmと、好みの長さを選ぶことが出来ます。
このことにより水深がある水槽でも快適にトリミングを行うことが出来ます。
家庭用ハサミだと細くて長いハサミは中々ありませんので、やはり専用品の方が使いやすいです。
切れ味は?
水草トリミング専用ハサミと売られている商品は大体2~3千円程度のものが多いですが、この位の価格帯ですと、そこまで家庭用ハサミと違いは感じません。
ADA プロシザーズってどうなの?
https://www.adana.co.jp/jp/contents/products/na_layout/detail01.html
ADAのプロシザーズシリーズはモデルにもよりますが8千円前後もする高級ハサミです。
私も昔使っていましたが、やはり切れ味も良く気持ち良くトリミング出来ることは確かです。
ただまぁ、それなりの値段がしますので実用性と言うよりはコレクション性や所有欲を満たしてくれる道具なのかなという感想です。
特段、必須という訳では全くありません。
オススメのトリンミグ専用ハサミは?
まだ一本も専用のハサミを持っていない方に初めての一本をオススメするのであれば長さ20cm台の先端が曲がっているカーブタイプのものをオススメします。
私もこれまで何本もハサミを買ったのですが使用頻度が一番高く、オールマイティに使いやすいと感じたハサミは上記のような条件のハサミでした。
なぜカーブタイプの方が良いのかと言うと、前傾草をトリミングする際にストレートタイプだとかなり作業が難しくなるからです。カーブタイプであればストレートタイプではカットすることが難しい場所も効率良く作業できます。
それでは実際のおすすめ商品を紹介します。
ADA DOOA アクアシザーズ
http://www.adana.co.jp/jp/contents/products/dooa_tool/detail01.html
ADAの廉価版シリーズDOOAから出ているハサミです。価格は3200~3500円。
元々、ADAはDoAquaシリーズという手頃な値段な商品ブランドがあったのですが、それが現在は廃盤になり現在はDOOAというブランド名になっています。
値段はそこまで高くないですが、切れ味や嚙み合わせ、長さ等バランスが良いので、初めての一本に最適なハサミです。
特にカーブタイプのMサイズを一本持っていれば、基本的にはどのような場面でも使いやすいと思います。
ニッソー トリミングハサミ
このハサミも先端に角度が付けられているので前景草等のトリミングに向いています。
刃の部分が短いので大量に水草をカットするような場合には向きませんが、ピンポイントで水草をトリミングする際に活躍します。
数年使っていましたが作りも切れ味も悪くなかったです。
トリミングハサミを使用する際の注意点
水草用のハサミは基本、材質がステンレスですが使用後に水滴が付いたまま保管していると、普通に錆びてきます。
ですので使用後は毎回タオルかキッチンペーパー等で拭きしっかり乾燥させることで長持ちします。
それでも長年使っていると錆びたり切れ味は悪くなっていくのですが、これをするとしないとでは劣化のスピードが雲泥の差になります。
まとめ :100均のハサミでもいいけど・・・
結局、アクアリウム専用のハサミを使うことによって作業効率が上がりストレス無くトリミングが行えます。
上記で紹介したハサミは1500円から3000円くらいと、そこまで高いものでは無く一度購入すれば、ある程度長く使えるものなので水草をトリミングする機会が多い方は持っておいた方がいいアイテムの一つだと思います。