カリウムは水草の生長に欠かせない三大栄養素の一つで、水槽内では不足しやすいことから、市販の水草用肥料はカリウム中心のものが多いです。
液体肥料だとADA社のブライティKが有名ですが、実はこれと同じ成分のものが簡単に自作出来ます。
ということで今回はカリウム液肥の自作の方法を紹介します。
準備するもの
準備するものは
ポンプボトル500ml
ポンプボトルの500ml用のものを用意します。100均で売っています。500mlより少し大きいサイズ、例えば600mlのボトルでも問題ありません。
炭酸カリウム50g
次に粉末の炭酸カリウムを50g用意します。
もっとグラム数が多いのを買ってもいいですが、そうそう無くなるものではないので、最初から50gで小分けになっている方が使い勝手がいいと思います。
ちなみにほとんどの商品は純度が99%以上ですが、念のため確認した上で99%以上のものを購入して下さい。
精製水500ml
余計なものが入らないように精製水を使用します。薬局で100円くらいで売っています。
作り方
作り方と言っても粉末の炭酸カリウムと精製水を混ぜるだけなんですが、少しだけ注意点がありますので記しておきます。
まず炭酸カリウムは強アルカリ性なのでなるべく手袋を使用して皮膚に直接触れないようにした方がいいです。
もし皮膚に直接触れてしまっても焦らず水で洗い流せば大丈夫です。
次に容器に入れる順番は炭酸カリウム→精製水の順番でボトルに入れます。
順番が逆だと熱を発し容器が変形してしまう恐れがあるためそのようにします。
正しい順番でも多少熱を持つと思いますが正常な反応ですので大丈夫です。
入れた直後はこのように濁りますが徐々に溶けていきますので、翌日には透明になっていると思います。
カリウムの添加量について
ADAのブライティKの説明書には水槽の水20Lに対し、毎日ポンプ1プッシュ(1ml)を目安にとあります。
ADAの専用ボトルは1プッシュが正確に1ml出ますので問題無いのですが、市販のボトルは1プッシュで出る量が一定ではありません。
今回購入したボトルはダイソーのものだったのですが1プッシュあたり3~4mlでした。
このようにボトルによって、1プッシュで出る量にバラつきがあるため、購入したボトルの1プッシュが何mlなのかを把握しておく必要があります。
カリウムはpHやKHを上げる作用があるため、入れすぎてしまうと水質に影響を与えてしまうこともあることに注意して下さい。
まとめ:カリウム水溶液は格安で自作出来る
今回かかった費用は容器100円、精製水100円、炭酸カリウム400円で合計600円で作れました。
ちなみにブライティKは180mlで1200円、チャームでも類似品がありましたが400mlで1200円でした。
これは明らかに自作した方がコスパがいいですね!
作り方も上記のように誰でも出来る簡単なものなので、カリウムの液肥が必要な方は自作をオススメ致します。