水草を植えても浮いてきてしまう経験は、初心者であれば必ずと言っていい程よくある現象です。
抜けては植えての繰り返しでイライラしたことを筆者も良く覚えていますが、どうしても水草が浮いてしまう場合は上の画像にあるオモリを使うことで解決出来ます。
ということで今回はGEX社から出ている水草のオモリを紹介したいと思います。
水草のオモリの使い方
この商品は簡単に言うと粘土のような感覚で扱うことできます。
まずは適当な長さにちぎり、少し手で丸めるように引き伸ばしていき水草に巻きつけるように、わっかを作ります。
今回はトリミングしたパールグラスを5本程度にまとめて束にしました。
最低でもこのくらいの太さで巻かないとちぎれてしまいます。もっと多くの本数を巻く場合はオモリをもう少し太くした方がいいです。
逆に一本だけに使用する場合はオモリの使用量も少なくて済みます。
ちなみに、この画像では下葉を落としていませんが出来れば下葉は処理した方がオモリの部分が崩れにくくなります。
水草のオモリの良かった点
再利用出来る
商品自体は若干高いのですが、ある程度は再利用出来ます。最低でも2~3年くらいは使えると思います。徐々に粘り気が無くなりますので、そうなったら終わりですね。
トリミングした後の差し戻しに有効
主に有茎草をトリミングした水草を差し戻したいのに、水草を低床に埋めるスペースが無い場合があると思います。
そんな時に、このオモリがあれば水草を束ねて隙間にポンと置くだけでOKなので差し戻しの作業が格段に捗ります。
マツモなどの沈水性浮遊植物も沈めることが出来る
マツモなど浮いてくる水草を低床に埋めたい場合にこの商品はうってつけです。
水草のオモリの注意点
原材料に鉛が入っている
鉛は水に溶けると生体、特にエビに有毒ですから、それが気になる人は使わない方がいいかもしれません。
ただメーカー(GEX)にエビ水槽でも使っていいか問い合わせをしたところ、樹脂でコーティングしている為、鉛が水に溶け出すこと無くエビ水槽でも使って大丈夫と回答をして頂きました。
また個人的に何年もこのオモリを使っている水槽にヤマトヌマエビ、ミナミヌマエビ、チェリーシュリンプ、トゲナシヌマエビなどを飼っていましたが特に問題ありませんでした。
わっかの形にするのがコツがいる
オモリを任意の形に出来ることがこの商品の特徴でもあるのですが、これが結構最初は難しくてわっかを作る作業が面倒に感じる人もいるかもしれません。
水槽内では取り出すことが難しい
水草が根付いた状態でオモリだけ外そうとすることは少し難しいです。
どうしても外したい場合はピンセットでオモリ部分だけを切断するような感じで外してやるとうまくいきます。
水草のオモリの類似商品
スドー社から出ている「水草のソフトおもり」です。これも一回買ったことがあるのですが、スポンジ部分が2ヶ月程度で劣化してしまうことと、一度切ったら長さを短くすることしか出来ないので再利用しにくいと感じました。
ということでGEXのオモリの方がコスパが優秀と感じたので筆者はGEXのオモリを使っています。
他のもので代用出来ないか
一番使えそうなものはリングタイプのろ材ですね。水草を密集させないと抜けてしまいますが、水質に影響を与えないという点で優れています。