外部フィルターの掃除は他の部分に比べて少し面倒なイメージを持っている方も多いと思います。
私も初心者の頃はろ材を適当に洗う程度で済ませていました。
但しモーターヘッド内部のインペラー周りの部分にも汚れは蓄積されているので、半年に一回は掃除を行った方が良いです。
インペラー周りの汚れを長期間放置しておくと異音の発生や流量低下に繋がるからです。
ということで今回はエーハイム2213のインペラー周りの構造・パーツの紹介や掃除の方法を紹介したいと思います。
また、この記事を読めば構造がどうなっているか把握出来ると思いますので、インペラーやスピンドルを交換する時の参考にもなるかと思います。
水槽から外部フィルターを外す
水槽から外部フィルターを外す際はまずダブルタップを両方閉めておきます。
次にダブルタップの中央部分の矢印で示した接続部分を時計周りに緩めます。
そうすると上と下の部分が水が溢れずに離すことができますが、中央部分に溜まった少量の水が溢れますのでタオル等でその部分を押さえながら作業して下さい。
モーターヘッドの外し方
撮影の都合上、リビングで作業していますが、この作業を行う際は風呂場など水がこぼれても大丈夫な場所で行って下さい。
さてモーターヘッドの外し方ですが、まずは金具のツメを全て外します。そしてダブルタップを開けます。
ダブルタップを開けておかないと圧力の関係でモーターヘッドが外れません。またフィルター内部の水も抜いておくと更に外れやすいです。
モーターヘッドを分解しインペラー周辺を洗浄する
モーターヘッドの裏側はこのようにロックされた状態なので留め具(スピンドル受け)を指でずらします。
スピンドル受けを指で掴み垂直方向に持ち上げます。
私の場合は持ち上げた際、一緒にインペラーケースカバーも外れますが、外れない場合は指で円の淵に引っ掛ければ外れると思います。
それでも外れない場合は下の部分をマイナスドライバーで差し込むと簡単に外れると思います。
インペラーを抜きました。まずは丸で囲った部分の汚れをブラシ類で洗浄します。
使うブラシは100均で買える細めのブラシや歯ブラシ等を適材適所で使用して下さい。
続いてインペラーとスピンドルを洗浄します。スピンドルはインペラーから抜くような形で外しておきます。
インペラーは特に羽の部分に汚れが付きやすいので良くブラシ等で擦り落とします。
またインペラー内部も長細いブラシがあればホースの中を掃除する要領で差し込み汚れを落とします。
スピンドルは折れやすいので外側の汚れを優しくブラシ等で擦って下さい。
また上の画像ではスピンドルのラバーが片側しかついていませんが両方ついているのが本来の姿です。
私の場合は片側のラバーがスピンドル受けに固着してしまい取れなくなってしまったのでこのような形になっています。
またモーターヘッド側についてしまうパターンもあるようです。※この状態でもフィルターの動作には影響は無いようです。
洗浄するだけならこのラバーは無理に外さなくてもいいと思いますので今回は片側のみラバーがついた状態でスピンドルを洗浄しました。
両側にラバーがついた状態でスピンドルが付いてきたら片方のラバーを外さないとスピンドルをインペラーから外すことは出来ません。
もしスピンドルを交換する場合はラバーも一緒に交換しなければいけないのでマイナスドライバーやコルク抜き等でラバーにぶっさして抜く方法が良さそうです。
ちなみにインペラーの羽の部分は外せないので矢印で指している部分の汚れは放置するしかないようです(サポート確認済み)。
一通り洗浄が終わったらスピンドルをインペラーに差し込みモーターヘッドに戻します。
続いてインペラーケースカバー、スピンドル受けの順で元に戻しロックをして完了です。
私のように片側のラバーが無い場合はスピンドルを受けを被せる時にスピンドルを折らないように慎重に作業して下さい。
まとめ
今回紹介した記事の通り思ったより単純な構造になっており特殊な工具を用意する必要もありません。
やり方さえ一度覚えてしまえば割と短時間で終わる作業だと思います。
最後にインペラー周りの掃除は冒頭でも触れましたが半年に一回程度を目安に掃除を行って下さい。
またスピンドル(白い棒)は折れやすいのでそこだけは注意をして作業を行いましょう。