アクアリウムと聞くと色々と道具を揃えなくてはいけなくて難しいイメージがあるかもしれません。
しかし今回紹介するボトルアクアリウムは用意するものが最低限で済み手軽に管理出来る小さなアクアリウムです。
いきなり大きい水槽を持つのは抵抗ある方もボトルアクアリウムなら簡単に始めることが出来ますのでこの記事ではボトルアクアリウムの魅力をざっくりと紹介します。
ボトルアクアリウムとは?
ボトルアクアリウムは水槽ではなく瓶やフラワーベース等の小さな容器で水草や魚やエビなどの生体を飼育することです。
ボトルアクアリウムはこうでなくてはいけないという明確なルールは特に存在しませんが小さな容器で作ることからフィルターなどの器具は基本的に使わないことが多いです。
またグラスアクアリウムと呼ばれる場合もありますが意味合いは一緒です。
ボトルアクアリウムの魅力
省スペース
水槽が置けるスペースが無くても小型の容器であれば場所を選びません。
通常のアクアリウム水槽だと水槽台を用意しないといけませんが水量が少なければ置く場所はそこまで気にしなくて大丈夫です。
移動も気軽に出来るので置く場所を色々と試すことも出来ます。
インテリア性が高い
上記の画像は最近流行のハーバリウムですが、ボトルアクアリウムもハーバリウムと同じようにインテリア性が高いアイテムだと思います。
自分好みのオシャレな容器を見つけて水草を入れれば、誰でもそれ程センスは必要とせずオシャレな小さいアクアリウムが作れます。
低コストで作れる
容器の大きさにもよるのですが特にこだわりがなければ、容器は100均の適当な瓶でも大丈夫ですし、水草も数百円程度ですのでトータルで1000円以内に作ることも可能です。
容器に拘ると容器だけで2000円程度するものもあるのですが、一番最初はもっと身近にあるもので始めてもいいと思います。
小さい魚やエビを飼育出来る
水量が少ないので飼育する種類や数は限られますがメダカやミナミヌマエビといったかわいい生き物達を飼育することが出来ます。
生き物がいるといないとでは、鑑賞する楽しさが全然違うので小さなボトルアクアリウムでも魚を飼う楽しさが味わえます。
ボトルアクアリウムの飼育に向いている生き物は以下の記事で紹介しています。
ボトルアクアリウムを始めるのに必要なもの
細かい道具を言い出せばキリが無いのでここでは基本的には必要な主なものを紹介したいと思います。
ガラス容器
容器は自分がオシャレだなと思った好みのものでいいと思います。
ただ生き物を入れる予定なら最低でも1リットル以上水が入る容器をオススメします。
あと管理のことを考えると余りにも間口が狭いものは掃除がしにくくメンテナンス性が悪い場合がありますので注意して下さい。
容器については以下の記事でも紹介しています。
水草
ボトルアクアリウムでは水草が主役と言ってもいいかもしれません。
さすがに育成出来る種類は丈夫な種が中心となりますが、それでも十分水草の魅力を感じれると思います。
ボトルアクアリウムに向いている丈夫な水草の代表種を以下の記事で紹介しています。
底砂(そこずな)
容器の底には基本的には砂を敷きます。見た目も良くなりますし根を張る水草を植えるのであれば必須です。
カルキ抜き
水道水には水草や生き物に有害な塩素が含まれているのでカルキ抜きを使用します。
エーハイムの4in1はカルキの中和以外にも、水のにごり予防や魚の粘膜保護など、コンディショナー的な役割を果たしますのでオススメです。
ライト
ボトルアクアリウムでは室内に入る自然光に頼る方法もありますが、しっかりと水草を育成したい場合はライトを使用して管理した方が確実に育成できます。
ボトルアクアリウムに適しているデザインのライトは中々無く、ライトの選択肢が無いので家庭用のデスクライトなどを使用するのもありです。
生体
容器の大きさにもよりますが熱帯魚、メダカ、ミナミヌマエビ等の生き物を飼育することが出来ます。
但しボトルアクアリウムではフィルターを使用しないため、生体にとっては少し過酷な環境になりますから基本的には丈夫な種に限られます。
勿論、生き物を必ず入れる必要はありません。水草だけを入れている人もいます。
ボトルアクアリウムに向いている生き物達は以下の記事で紹介しています。
まとめ
本格的なアクアリウムには費用やスペースの関係で手が出せない方もボトルアクアリウムであれば気軽に始めることが出来ます。
維持するのに多少のコツはありますが失敗しても作り直すのも簡単です。
私もボトルアクアリウムを初心者の頃に良く作っていましたが、それがきっかけでアクアリウムにどんどんのめり込みました。
ということでアクアリウムの楽しさをボトルアクアリウムでまず試してみるというのは個人的には結構オススメです。