熱帯魚を飼ってみたいと興味を持っても生き物だし色々と不安がある人も多いと思います。そんな始める前の人向けにアクアリウムの基本的な疑問点をQ&A形式でまとめてみました。この記事でアクアリウムに関する疑問や不安が少しでも解消出来たら幸いです。
アクアリウムを始めるのにいくら位かかるの?維持費は?
初期費用については、水槽サイズや何を飼いたいかによって大きく上下しますが、今回は60cm以下の水槽を前提で定義してみます。
それでも幅はありますが、一式揃えたとして大体1万~4万程度が平均値かと思います。
また電気代や餌代などのランニングコストも、水槽サイズに比例して高くなりますが大体月あたり千円~2千円の範囲で済むことが、ほとんどだと思います。
詳しくは以下の記事で紹介しています。
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アクアリウムを始めるために必要な器具や費用まとめ
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熱帯魚が入った水槽の水は臭くない?
結論から言うとほとんどニオイはしません。
水槽の上に鼻を近づけて少し飼育水のニオイがする程度ですので心配ありません。状態がいい飼育水は人が飲めるくらい綺麗だと主張する人もいる位です。
但し水換えや掃除などの基本メンテナンスを長期間、行わないと水の状態が悪くなりニオイが強くなることはあると思います。
水槽のフィルターやポンプはうるさくないの?
アクアリウムで騒音となるのは大きく分けて二つあり、一つ目がフィルターやエアーポンのモーターが振動するような器具自体が発する音。
二つ目がフィルターやエアーポンの動作によって、水槽内の水が動くことによる(バシャバシャやブクブクのような)音。
両者とも隣の部屋から響くほどの音の大きさではありませんが、寝室にあると気になって眠れないレベルの音は場合によっては、ありえます。
対策としてフィルターやエアーポンプは静音性に優れた商品を選らんで買うことと、器具を水槽台のキャビネットの中にしまうことが出来れば、ほとんど音は気にならない位にはなると思います。
水槽内にブクブクって必要なの?
金魚水槽などで良く見る水槽内のブクブク。
あれは何かをしているのかと言うとエアーレーションという装置で酸素を水中内に送り込んでいます。
水槽内に酸素を送り込むと鑑賞魚と、ろ過バクテリア(水を綺麗にする菌)にいい影響を与えるので、あった方がベターではあります。
但し必ずしも必要というわけでは無くて、例えば水草メインの水槽で生体が少数なら無くても問題無いことが多いので、このような場合は必ずしもエアーレーションを行う必要はありません。
また外掛けフィルターなど、フィルターの種類によっては、酸素を送ることが出来るタイプもあります。
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アクアリウム用フィルターの役目・選び方
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熱帯魚はどんな種類がいるの?淡水魚と海水魚の違いは?
観賞魚の分類は川に住む淡水魚と、海に住む海水魚に大きく分けられ、淡水魚と海水魚は一緒に飼うことは出来ません。
基本的には熱帯魚というと淡水に住む観賞魚を指すことが多く、アクアリウムを始める際は淡水魚から始める場合がほとんどです。
海水魚は必要な設備が、淡水魚より多く、また海水魚を取り扱っているショップも少ないためです。
簡単に言えば、海水魚飼育は少し敷居が高いということになりますね。
熱帯魚の世話は大変?子供でも出来る?
はい、小さいお子様でも十分可能です。
まず熱帯魚の頻繁に行う基本的な世話は、餌やりと水換えの二つです。
餌やりは毎日1~2回で水換えは1~2週間に1回程度が基本ですが、それぞれの所要時間は数分~10分程度なのでそれ程、負担にはならないはずです。
ですのでサポートは必要ですが、普段の世話を小さい子供にある程度、任せても大丈夫です。
熱帯魚を飼っていて旅行とかで数日、家を空けても平気?
基本的に餌やりは毎日するものですが、数日程度であれば餓死することは無いので旅行に行っても大丈夫です。
もし心配であれば、自動で餌やりをしてくれる水槽専用の器具もあります。
熱帯魚の水温対策は?ヒーターって必要なの?
熱帯魚はその名前の通り熱帯地方に住む魚なので、低水温の中では生きることが出来ません。
ですので冬は大体20度~26度を保つ為に水槽内にヒーターを設置することが必要です。
だからと言って高水温に強いわけではなく、逆に水温が30度を超えると熱帯魚にとって危険な水温になるので、夏は夏でヒーターやクーラーを使用し水温を上げすぎないように保ちます。
熱帯魚の寿命は?
種類によって異なりますが大体3~5年程度の種類が多いです。
熱帯魚が死んでしまうのは、寿命よりも導入直後など環境が急に変わり、大きなストレスがかかったタイミングの方が多いです。
なので安定した環境を維持出来れば、基本的には健やかに生きてくれます。
熱帯魚は病気になるの?もしなったらどうすればいい?
生き物ですので勿論病気にかかることはあります。
観賞魚の特徴として一度、病気にかかってしまうと完治するのが中々難しいです。
なので、そうなる前に予防することが一番大事ですが、病気になってしまった場合は基本的には自分で治療することになります。
観賞魚用の薬が何種類が販売されているので、病気の症状にあわせ水槽内に薬を入れ薬浴して治療します。
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熱帯魚の病気の種類・治療・予防について
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水槽ってどれくらい重いの?普通の家具に置ける?
水槽の重さは水や砂を入れた状態ですと、大体30cm水槽で30kg、60cm水槽で60kgにもなるのでしっかりした台に置かないと最悪水槽が割れて大変なことになります。
水槽台という水槽専用に設計されている台が販売されているので、基本的にはそれらの専用台を使用した方がいいでしょう。
家庭用家具の中には耐荷重が高いものもありますが、水に弱かったり何かと使い勝手が専用台より劣ることが多いので専用台を選んだほうが無難です。
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水槽台の種類や選び方・注意点
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地震で水がこぼれたり水槽が倒れたりしない?
アクアリウムの最大の敵と言ってもいい地震についてですが、まず震度3~4度くらいまでは揺れで水が少しこぼれてしまいますが、床に染み込むまではならないと思います。
震度5でかなりの水がこぼれるか倒れてしまう場合もあるでしょう。
震度6以上ですと水槽ごと倒れ崩壊してしまう可能性が高いです。これはもう日本に住む以上どうしようも無い問題ですがそのような時の為に保険に入っておくという選択肢もあります。
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アクアリウムにおける水槽の地震対策まとめ
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